CentOSとubuntuにインストールされたApacheのドキュメントルートの変更方法です。OS、Apacheの組み合わせは以下です。
CentOS 6.10 + Apache 2.2.15
ubuntu 18.04 LTS + Apache 2.4.29
rootユーザで作業します。
■CentOS 6.10 + Apache 2.2.15 の場合
# cd /etc/httpd/conf
# vi httpd.conf
==============================
(httpd.conf を以下のように編集。2箇所を修正する。)
変更前:DocumentRoot "/var/www/html"
変更後:DocumentRoot "/var/www/html/XXX" ※XXXは任意のディレクトリ
変更前:<Directory "/var/www/html">
変更後:<Directory "/var/www/html/XXX"> ※XXXは任意のディレクトリ
(httpd.conf を保存する。)
==============================
# apachectl configtest (httpd.conf に間違いがないかチェックする)
# /etc/rc.d/init.d/httpd restart (Apacheの再起動)
■ubuntu 18.04 LTS + Apache 2.4.29 の場合
# cd /etc/apache2/sites-available
# cp -p 000-default.conf 001-default.conf (000-default.confを修正するのではなく残しておく)
# vi 001-default.conf
==============================
(001-default.conf を以下のように編集。1箇所を修正、1箇所を追加する。)
※修正するほう。
変更前:DocumentRoot "/var/www/html"
変更後:DocumentRoot "/var/www/html/XXX" ※XXXは任意のディレクトリ
※追加するほう。
<Directory>・・</Directory> を付け加える。
/etc/apache2 配下に apache2.conf があるので、そこからもってくればよい。
こんな感じのものを 001-default.conf に貼り付ける。
<Directory /var/www/html/XXX> ※XXXは任意のディレクトリ
Options FollowSymLinks
:
</Directory>
(001-default.confを保存する。)
==============================
# a2dissite 000-default.conf (000-default.confの設定を無効化する)
# a2ensite 001-default.conf (001-default.confの設定を有効化する)
# apache2ctl configtest (conf に間違いがないかチェックする)
# service apache2 restart (Apacheの再起動)